チャーリー・チャップリンがエッサネイ社からミューチュアル社(Mutual Film Corporation)に移籍して最初に製作したサイレント映画。別邦題『チャップリンのエスカレーター』。百貨店の客であるチャップリンと売上金を盗んで逃げようとする販売主任の追いかけっこが店内のあらゆるものを小道具とした笑いが満載で繰り広げられる。エスカレーターが映画に登場した最初の作品として知られ、エスカレーターを逆走して同じ場所に止まってしまうギャグはこの作品が元祖。これぞスラップスティック・コメディといえる作品。